青い小麦 〜diary〜       
  I love you*

さくら、行く

 

 

さまざまのこと思ひだす桜かな  芭蕉

 

 

 

 

 

 

 

世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし  在原業平

 

ひさかたの光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ  紀 友則

 

桜花今ぞ盛りと人は言へど我れは寂しも君としあらねば   大伴池主

 

 

 

 

 

 


満開のさくらを離れ安堵せり  田中鬼骨

 

散るといふ風情がいのち山ざくら   高岡智照尼

 

散りそめて祇王寺ざくら花やげり   高岡智照尼

 

 

 

桜前線 北上中。

 

桜を見に行ったときはまだ満開ではなかったけれど

慌ただしく日々を過ごすうちに 

今は 葉桜の美しい季節へと移りました

 

桜への思いは昔から変わらない

 

恋い焦がれるように待ちながら

満開の花の下では 息が詰まるほど

そしてすぐに散りゆくことも知っている

 

葉桜の下は寂しくもホッとして

ミントを口に含んだような軽やかで爽やかな気持ちで歩ける

あの花の高揚を忘れることはないけれど。

 

 

 

 

 

 

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15:43 / Days / comments(0) / -
海へ来なさい

 

 

 

 

 

 

海へ来なさい

       井上陽水


 

太陽に敗けない肌を持ちなさい
潮風にとけあう髪を持ちなさい

どこまでも 泳げる力と
いつまでも 唄える心と
魚に触れる様な
しなやかな指を持ちなさい

海へ来なさい 海へ来なさい
そして心から 幸福になりなさい

 

 

風上へ向える足を持ちなさい
貝がらと話せる耳を持ちなさい

暗闇をさえぎるまぶたと
星屑を数える瞳と
涙をぬぐえる様な
しなやかな指を持ちなさい

海へ来なさい 海へ来なさい
そして心から 幸福になりなさい

 

 

 

今年も南房総への一泊旅行をしてきました

温暖で明るくのんびりした雰囲気の南房総が大好き

 

海は青く 

そして朝も昼も夕も光り

海に釘付け*

 

波打ち際で

少し離れた岩の上で

ホテルの窓から

車窓から

 

海はあこがれ。

 

 

 

 

 

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23:27 / Days / comments(4) / -
忘れてゐた

 

 

       

忘れてゐた

 

いろいろな単語

 

ホウレン草だのポンポンだの

 

思ひ出すと楽しくなる

 

         立原道造(詩集『さふらん』より)

 

 

 

 

ありがとう、道造さん*

色々なものから離れていたけれど

 

想いや言葉が

真夜中ほのかに光りながら

宙を舞うのを見たような気もしたけれど。

 

この詩を思い出して

気持ちがほぐれるような

あたたかな気持ちになりました。

 

 

 

 

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11:33 / ヒアシンスハウス・立原道造 / comments(2) / -
第13回ヒアシンスハウス夢まつりin別所沼

 

 

 

 

 

 

今年も「ヒアシンスハウス夢まつり」が開催されます

 

川添大輔氏・加藤純氏・津村泰範氏による鼎談<小屋としてのヒアシンスハウスの魅力>では

どんなお話を聞かせていただけるのでしょうか、とても楽しみです

 

 

 

木枯らし一号が吹きましたが

秋が一気に深まりそうなこの季節

清楚であり続けながら、年月を経て品格を備えてきたヒアシンスハウスです。

 

 

 

 

 

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15:08 / ヒアシンスハウス・立原道造 / comments(0) / -
雨音カトルカール

 

 

 

 

 

雨が降り続いていた 少し前のある日

カトルカールを焼いた

焼き型の中でもこのクグロフ型が好き*

 

カトルカールとはフランス語で4分の4という意味で

粉・バター・砂糖・卵が同量の配分で作られたものです

英語でパウンドケーキと呼ばれるものと同じ

 

レモンとグランマルニエ(オレンジのリキュール)を多めに入れ

柑橘系のオトナ味にします

 

 

4分の4でできるものを雨音を感じながら思い浮かべてみる

 

ミルクティー・風・小説・無心

窓・祈り・足音・踏み石

ためらい・木漏れ日・駅・声

 

 

 

たくさんの言葉をシャッフルしてみるけれど

なかなかおいしいカトルカールにはなりそうもないkomu

 

 

 

 

 

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12:51 / sweets / comments(0) / -
では、また秋が・・・

 

 

 

 

 

 

 

拝啓

辺りの緑愈々濃く、空さへ鮮やかな紺青見せて、

心自ら踊る盛夏の候をつい昨日と思つてゐる間に

早や朝夕の風は秋の淋しさを告げんとする初秋の候になりました。

残暑未だ去らず日中の暑さ、盛夏と変わらねどその風吹くを聞くときは

早秋の涼しさそぞろ感じられます。

 

 

これは立原が13歳の8月31日に学校の先生に宛てて書いた手紙の書き出しです

 

 

ほんとうにたのしかつた日々。

けふ一日、この光のなかで僕の夢を完成させようとおもふ。

きのふまでの霧や雲が晴れてけふは美しい陽気な日よりだ、

ときどき小さい雲がよわよわしく陽ざしを蔽ふのさへなつかしくおもはれる。

では、けふよ、僕の夏よ、さよなら!

おまへもいつしょに言ってくれ、そのさよならを。

山羊が白い身体を、秋の風に任せてゐる。

林が鳴ってゐる、雲が散つてゐる。

 

では、あさつての夕暮れに.....また。

 

 

こちらは立原の生涯最後の夏、恋人の水戸部アサイ宛への手紙

 

 

今年の夏は雨が多くて海を見に行く約束も果たせなかった

でもこうしてすっかり秋になった今この時も 雨音がしている。

 

では、秋が深まるころに・・・また。

と、昨日友人にメールをしたばかり

道造さんの真似じゃないけれど。

 

 

 

 

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16:46 / ヒアシンスハウス・立原道造 / comments(0) / -
処暑

 

 

 

 

 

 

 

今日は 二十四節気で言うところの「処暑」

 

 

止まない雨や低い気温が夏を覆っていて

どうやらまた暑い夏復活かなぁ・・・と思った今日が処暑

 

真夏の陽射しは戻らない

 

 

むかぁし、昔

庭の大きなひまわりの根元に

たぶんそれほど大切でもないビーズやビー玉や

キャラメルについているおまけのおもちゃや

飽きてしまった髪留めなどを

小さな缶に入れて埋めたことなど思い出す

 

それからいつも遊んでいた広場に

オレンジ色のカンナがたくさん咲いていて

でもその近くに柵で囲われたお稲荷さんが祀られていたので

今でもカンナを見ると 少し怖い

 

 

そんなことを取り留めもなく思い出し

終わりゆく夏をみつめていた。

 

 

 

 

 

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23:29 / Days / comments(2) / -
マディソン郡の橋

 

 

 

 

 

 

 

今年の夏は一人時間がたっぷりあり

だからと言って でかけるわけでもなく

いつか観るかなぁと思って録りためておいた映画を観ている

 

マディソン郡の橋もずいぶん前に録画しておいたものだ

話題になっていたころはあまりひかれなかったのだけど・・・

と言うよりたぶん日々の暮らしに明け暮れ浸れなかったのだと思う

 

改めて観ると

フランチェスカとキンケイドの言葉、表情、しぐさ

野の花で作った青い花束、などなど心動かされるシーンに

初めて観ているかのようにひきこまれた

特にB.G.Mが美しくて サントラ版を買ってしまったほど

 

 

Johnny Hartman のこの曲は

二人がダインニングテーブルの横、冷蔵庫の前で踊った時のもので

そのシーンも曲も とてもロマンティック

 

 

 

静かな夏を過ごしています。

 

 

 

 

 

 

 

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22:33 / Days / comments(0) / -
silence blue* lavender

 

 

 

 

 

 

 

このラべンダー堤に来たのは何年ぶりでしょうか

 

朝早く車を1時間弱走らせ

 

花種によっては見頃よりほんの少しだけ早いかなという時期の

 

さわやかな朝でした

 

 

青紫の美しさ

 

深さを増す樹木の緑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花言葉は 静寂とか沈黙とか

 

黄昏の青に紛れていくころのラベンダーも 見たいなぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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14:48 / キモチ* / comments(0) / -
薔薇の園

 

 

 

 

白薔薇のアーチをくぐると そこは胸迫る薔薇の園

 

 


薔薇二曲   <北原白秋>

 一
 
 薔薇ノ木ニ

 薔薇ノ花サク。
 
ナニゴトノ不思議ナケレド。


 二
   
 薔薇ノ花。
 
ナニゴトノ不思議ナケレド。
 
 照リ極マレバ木ヨリコボルル。
 
 光リコボルル。

 

 

 

 

 

 

 

 

薔薇を抱き込み上げて来るものを抱き    蔦 三郎

 

 

 

 

 

 

 

 


薔薇   <金井 直>

 

ただ燃焼と呼ぶべきではない それは 

燃上がることをつつしむ者の 

炎のくらさ くらやみに触れた紅くれない 

 

泣くこともできないところへ来てしまった者のような 

周囲を持たない者の高さ 内部のすべてだ 

(そのかたわらで たよりなく 

影のようにゆれるのは僕 僕のいのち) 

 

何かをひたすらつつもうとして 

つつむものが無かったことの大きさを 

ひろげてみせるように 

もうそれ以上はひらけないとこで 

いくえものはんびらを支えている 

 

 

 

 

私には私の物語

あなたにはあなたの物語

 

心の中でも香り立つ薔薇の園

 

 

 

そして我が家の薔薇も

蕾が放たれ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どこにこのような内部を包む
外部があるのだろう。どのような傷に
この柔かな亜麻布はのせるのだろう。
この憂い知らぬ
咲き切った薔薇の花の
内湖(うちうみ)にはどこの空が
映っているのだろう、ごらん、
薔薇はただそっと
花びらと花びらを触れ合わし
今にも誰かの慄える手に崩されることなど知らぬかのよう。
花はもうわれとわが身が
支え切れぬ。多くの花は
ゆたかさあまって
内から溢れ、
限りない夏の日々の中へと流れ入る、
次第次第にその日々が充ちた輪を閉じて、
ついに夏全体が一つの部屋、夢の中の
部屋となるまで。

          <リルケ>

 

 

 

 

 

 

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